作品図版
北脇昇(1901-1951)《クォ・ヴァディス》1949年 油彩、キャンバス 91×117 cm
東京国立近代美術館

北脇昇《クォ・ヴァディス》1949年

1.作品解説

 くたびれた服を着て肩から袋を下げ、脇に本をはさんだ男が、画面中央にたたずんでいます。男の前方には、ふたつの選択肢が示されているようです。右に進めばその先には嵐、左に進めば赤旗を掲げたデモ隊らしき行列花が添えられた道標の、行先は読み取ることができません。貝殻かカタツムリのようなものは何を意味するのでしょうか。

 題名のクォ・ヴァディスは、ラテン語の言葉で「どこへ行き給うか」という意味です。戦争から4年経ち、岐路に立つ日本社会、あるいは作者自身を表そうとしたのかもしれません。

○解説リンク

2.キーワード


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