作品図版
原田直次郎(1863-1899)《騎龍観音》1890年 油彩、キャンバス 272×181 cm
護国寺蔵(東京国立近代美術館寄託)

原田直次郎《騎龍観音》1890年

1.作品解説

 離れたところからでも目立つ大作です。龍は児童文学やアニメでもおなじみのキャラクターですが、油彩画ならではの迫真の描写で表された輝く眼や鋭い爪に、子どもはひきつけられるようです。龍の上には観音が静かに立ち、右手に柳の枝左手に水瓶を持っています。画面左上からは天井の光が差し込み、雲の下のはるか下界には、海と島がのぞきます。

 原田直次郎はミュンヘンで油彩画を学び、帰国後この作品を描きました。観音像という日本的な題材を、まるでカトリックの大聖堂に掲げられた宗教画のように、ドラマティックに描いています。

2.キーワード


このページのトップへ戻る