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作品図版
岸田劉生《道路と土手と塀(切通之写生)》1915年
東京国立近代美術館
作品図版
東山魁夷《道》1950年
東京国立近代美術館

実践例 岸田劉生《道路と土手と塀(切通之写生)》、東山魁夷《道》

○解説ボランティアのギャラリートーク感想(対象:中学生)

 岸田劉生《道路と土手と塀(切通之写生)》と東山魁夷《道》のふたつを比較しながらトークを進めていきました。こちらもやり易く、また子どもたちも話し易かったと思います。仲間内のノリに引きずられる感じはありましたが、リラックスした楽しい会話が持てました。岸田劉生、東山魁夷に関しての多少の解説も加えたかったのですが時間の関係で割愛し、ただ2枚の絵を見て、考え、想像し、語り、他人との違いも知る。それだけに終始しました。

まず少し離れて2枚の絵を見くらべ、

・似ている点、違っている点を見つける。

それぞれの絵の前でじっくり見ながら、

・気になること、発見したこと、不思議に思うこと、などを話し合う。
・季節は? 時間は? 場所は? 
・この道の先には何があるか? 

少し離れて

・どちらの道を歩きたいか? それは何故?
・描いた日と場所について説明。
・日本画の説明を受けてないグループには日本画について解説する。

印象に残る反応。 右《道》、左《道路と土手と塀》として、

「右は歩いて来た道、左はこれから歩く道」

「右は小さな嫌なことが忘れられるけど、左は重荷がどんどん増えそう」

「右は食料がありそう、左は乾いて何も食べる物が無い」

「右は長野って感じ、左は埼玉って感じ」

「右は道の途中、左はこれから始まる道」

「左は本当にある世界だから絵の中に入り込めるけど、右は想像の世界だから入れない」・・・。

鋭いですね。


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